新居に運び込まれた、山のような段ボール。それを6時間で「暮らせる家」に変えるとしたら、信じられますか?
整理収納アドバイザーの安田みらいです。今回は、引越し前の整理から収納プランニングまでご一緒させていただいたお客様の【引越し開梱・収納サポート】に密着しました。
収納は、空いている場所に詰めるだけでは決まらない
段ボールを開けて、空いているところにとりあえず詰める——それだけでは、片付く家にはなりません。収納は「空間があるかどうか」ではなく「誰が・いつ・どう使うか」で決まるものだからです。新居という真っさらな状態だからこそ、この考え方を最初に取り入れられるかどうかが、その後の暮らしやすさを大きく左右します。
特に引越し直後は、段ボールの数に圧倒されて「とにかく空いている場所に収める」という発想になりがちです。ですが、それでは数ヶ月後にまた収納を見直すことになってしまいます。一度「とりあえずここ」で収めてしまうと、そこが定位置として定着してしまい、あとから変えるほうがよほど労力がかかるものです。
事前のプランがあるから、6時間で決め切れる
今回、当日たった6時間ですべての定位置を決められたのには理由があります。それは、引越し前の整理段階から収納プランニングをご一緒していたから。何を残すか、どこに何を収めるかを事前に整理していたことで、当日は「実行するだけ」の状態にできていました。
収納は、当日いきなり考え始めると時間がかかります。逆に言えば、引越し前にどれだけ準備できるかが、開梱スピードと、その後の暮らしやすさの両方を左右するということです。今回のお客様も、引越し前の整理の段階で「何を残すか」をすでに決めきっていたからこそ、新居では配置に集中することができました。
多くの方は「引越し前は荷造りだけで手一杯」と感じてしまいますが、実はこの段階でどれだけ整理と計画を進められるかが、新生活のスタートダッシュを大きく左右します。引越し業者を決めるのと同じくらい、収納プランを先に決めておくことが、実は重要な準備のひとつなのです。今回のお客様も、荷造りと並行して収納プランを固めていたからこそ、当日を迎える頃には迷いがほとんどない状態になっていました。
開梱当日、定位置を決める3つの視点
今回、実際に定位置を決めていく中で大切にしたのは、この3つです。
ひとつ目は「誰が・どこで・何を使うか、家族の生活シーンから逆算する」こと。モノ単位で考えるのではなく、暮らしのワンシーンを思い浮かべながら置き場所を決めていきます。
ふたつ目は「毎日出し入れするものほど、動作の少ない場所に置く」こと。しゃがむ・背伸びする・扉を開けるといった動作が多いほど、片付けは面倒に感じられてしまいます。
みっつ目は「新居の収納家具・造作を実際に見てから配置を微調整する」こと。事前のプランはあくまで設計図。実際のサイズ感や光の入り方を見ながら、その場で最適な形に調整していきます。図面上では分からない奥行きや高さの感覚は、現地に立って初めて分かることも多いものです。
山のような段ボールが、6時間で暮らせる家に
作業を終えて振り返ると、あれほどあった段ボールはすべて姿を消し、新しい暮らしの土台ができあがっていました。「今日から普通に生活できる」という状態を引越し当日につくれることは、その後の暮らしの立ち上がり方に大きく影響します。段ボールに囲まれた期間が長引くほど、片付けへの気力もそがれてしまうものです。新居での最初の数日をどう過ごすかは、その後何ヶ月もの暮らしの質に影響すると言っても言い過ぎではありません。
次回の動画では、この続きとして完成した収納を大公開。実際に使った収納アイテムや配置の工夫まで、ひとつずつ解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。引越しという大きな節目だからこそ、これまでの暮らし方をリセットして、自分たちに合った仕組みをゼロからつくり直すチャンスでもあります。
大阪・堺市で、引越し収納プランニングを行っています
monocoro.labでは、大阪市・堺市を中心に、引越し前の整理から新居での収納プランニングまで一貫してサポートしています。「引越し当日にバタバタしたくない」「新居のどこに何をしまえばいいか、事前に決めておきたい」という方は、ぜひ引越し収納プランニングのページをご覧ください。ご相談はLINEからお気軽にどうぞ。
大切なのは、“見せる”ことより“戻せる”こと
きれいに見せることより、毎日無理なく戻せること。使う人が自然と元に戻せる状態——それが、片づいたままの家をつくります。段ボールの山が暮らしに変わっていくリアルな様子を、ぜひ動画でご覧ください。
